『八日目の蝉』は、直木賞作家、角田光代のベストセラー小説が原作となっている。この作品で、赤ん坊のときに父親の不倫相手に誘拐された女性を演じる井上真央とともに、その赤ちゃんを誘拐した女性を演じた永作博美の演技は高く評価されている。作中で髪の毛をバッサリと切るシーンも、カツラを使わず自身の髪を切り、逃亡中のシーンもほとんどスッピンで、その役柄に取り組む姿勢も並大抵のものではない。ところが、演技についての評価とは裏腹に、永作の外見についてはもっぱら"劣化した"という声が相次いでいる。
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変化が如実に分かってしまう原因は、地上波デジタル放送の普及という環境的なものだけでなく、その活動歴の長さにもあるだろう。そもそも19歳である1989年に『パラダイスGoGo!!』(フジテレビ系)で行われた乙女塾のオーディションに合格後、メンバー内での選抜を経てアイドルグループ「ribbon」でデビューした永作は、現在40歳で、ほぼ20年近く芸能界で活動していることになる。若いころから芸能界に身を置いていれば、視聴者はおのずとその"変化"に気づきやすくなるからだ。加えて、子ども並みとも言われるその童顔も、今回の騒動に影響を与えている。そもそも老け顔であれば、年齢を重ねることによる顔の変化も、視聴者は受け入れやすい。だが、あまりの童顔であるがゆえに、まるで子どもがいきなり老婆に......というほどのショックを与えることになる。メンズサイゾー
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